2023.04.19
10年ほど前より、「食後すぐに歯磨きはしない方が良いのではないか?」
という考え方が、ちらほらメディア等で散見されることがあります。
『食後すぐは、摂取した食品の中に含まれる酸性の食品によって、
歯の表面(エナメル質)がダメージを受けている状態で、
その際歯磨きによってさらに歯の表面を刺激してしまうと、エナメル質が
損傷してしまう!』という理論を基にした考え方です。
しかし、近年様々な学会の見解でもこの考え方は否定されています。
『お口の中の唾液には酸性の状態を中和してpHを中性に戻す作用があるため、
すぐに歯が溶けてしまうようなことにはならない』ためです。
※詳しくご興味のある方は、日本歯科保存学会の発表をリンクしますので、目を通してみてください。
opinion_20131211.pdf (hozon.or.jp)
食後の歯磨きを忘れてしまう事の方がデメリットが大きいので、毎食後の早い時間内に歯磨きをする習慣を身につけ、
むし歯を防ぎましょう!