2023.10.23
虫歯や歯周病といったお口の病気は、たくさんの全身疾患に関係することが分かっています。
歯や歯茎に炎症を引き起こすだけではなく、命に関わるような状態を引き起こすリスクがあります。
近年の研究では、糖尿病、脳梗塞、心筋梗塞、動脈硬化、誤嚥性肺炎、生活習慣病などといった様々な全身疾患の原因にも繋がると言われています。
例えば、糖尿病は歯周病になるリスクが高く、歯周病になると糖尿病が悪化しやすくなることが明らかになっています。
また歯周病の原因菌である歯周病菌が血流にのって全身を巡ることで、動脈硬化を引き起こす可能性があると考えられています。
そして妊婦さんで歯周病にかかっている人は、そうでない人に比べて早産、低体重児出産のリスクが高まると言われています。
妊娠中は女性ホルモンの影響で歯肉炎になりやすいことも分かっています。
上記に挙げたことを踏まえて、お口の中の健康を保つことは、全身疾患を予防することに繋がります。虫歯や歯周病を放置し困ってからではなく、定期的にメインテナンスに行き予防や症状の改善に努めましょう